今回はロングライフ牛乳についての話です。
旅行したポルトガル(マデイラ島・アゾレス諸島)では、スーパーで売っている牛乳はロングライフ牛乳でした。
スペインも同じで、牛乳のほとんどはロングライフ牛乳です。
日本やノルウェーでは、いつも低温殺菌牛乳を買っているので、この違いを考えてみました。
ロングライフ牛乳の背景や値段、ロングライフ牛乳がどういったシーンで使えるかお伝えします。
ロングライフ牛乳
ロングライフ牛乳は、常温保存ができ、消費期限が長い(1か月から3か月)ことが特徴です。
成分はもちろん牛乳です。保存料は不使用。
高温処理されて、光と空気を遮断する専用パックに入っています。
一度開封したら、普通の牛乳と同じです。冷蔵保存し、1週間ほどで消費します。
見た目は、四角いパックに入っているものがほとんどです。
日本だと、豆乳と同じ感じのパッケージです。そういえば、豆乳もロングライフですね。
スペインでもポルトガルでもロングライフ牛乳
夫の実家のスペインでも、今回旅行したポルトガルでも、ロングライフ牛乳でした。
以前、わたしの両親がスペインに来たときに低温殺菌牛乳を探したけど見つからず、スペイン人の夫に説明しても、(・・?という顔をしていました。
そのときは、もしかしたらロングライフ牛乳しかないのかもと思った次第。
※ブログ情報では、低温殺菌牛乳はLeche Frescaで売ってるそうです。今度、見つけたときはブログに書こうと思います。
Wikipediaによると、ロングライフ牛乳が主流な国は、スペイン、ポルトガル、フランス。
わたしがなぜ?と思ったのは、酪農が盛んな国で、ロングライフ牛乳という点でした。
ここで言いたいのは、いいとか、ダメということではなく、管理や買い物パターンの違いもあるということ。
どういう違いかというと、1.管理について、2.消費者の買い物パターン、3.値段です。
低温殺菌牛乳の場合
- 冷蔵保存できる設備、インフラがある
- 賞味期限間に消費と購入する→よく買い物をする
- 1Lあたり250円
ロングライフ牛乳の場合
- 冷蔵設備が整っていない場所にも対応できる、保管のコストを下げれる
- 賞味期限が長く常温保存する→まとめて箱買いする
- スペイン1Lあたり150円、日本は1Lあたり400円前後
衣食住が違うと、牛乳ひとつでも違ってきますね。
それに、ヨーロッパはロングライフ牛乳の値段は安いです。安いものだと100円ぐらい。
スーパーで常温で売っているから、冷蔵コストの差もあります。
写真は、ノルウェーの低温殺菌牛乳です。
1Lあたり300円。わたしはコーヒーに入れたり、ココアで飲んでいます。
では、気になる味について。
ずばり、味には違いあり!
これはきっと、慣れている味かどうかだと思います。
わたしは、子供の頃から飲んでいるコープの低温殺菌牛乳が一番おいしくて、慣れているので美味しく感じます。
そのため、スペインやポルトガルで飲んだロングライフ牛乳は、ハッキリ言うと美味しくないです。
牛乳の味がしない! これ牛乳?な感じです。
日本のロングライフ牛乳は、今度飲んで比べてみたいです。たぶん飲んだことはあると思うのですが、味は思い出せない。
ロングライフ牛乳はこういう時に使える
常温保存できる・長期保存がきくロングライフ牛乳は、とても大きなメリットになります。
では、ロングライフ牛乳は、日常からどういった場面まで使えると思いますか?
例えば、たくさん牛乳を飲むお子さんや育ち盛りの学生がいらっしゃる家庭の方は、未開封のロングライフ牛乳は冷蔵庫に入れなくてもストックできる点で重宝します。
野外の場面では、キャンプやアウトドアのときも活用できます。
また、非常食や備蓄用にもなります。
飲みきりサイズの小さいパックになったロングライフ牛乳なら、家に常備しておいて、お子さんやシニアの方にも取り入れやすいです。
1リットルだと、「あ、しまった。賞味期限が切れて」と、うっかり忘れてしまうことがあるからです。
少量パックなら、1度にたくさん飲めないとき、少し料理で使いたいときにも、便利です。
まざまな乳業メーカーから出ています→meiji、森永牛乳、MEGMILK、よつ葉、らくのうマザーズ、北海道牛乳、小岩井乳業、南日本酪農協同など。
↓明治のロングライフ牛乳は90日常温保存できる
おわりに
ロングライフ牛乳以外にロングライフ用にパッケージされた食材は、トマトもありますね!
トマトの紙パックは、缶より開けやすいから好きです。