『シニアのためのなぜかワクワクする片づけの新常識』古堅純子(著)
貯め代さんのブログで紹介さていた本です。
捨てない片付けというので、興味を持ちました!
「捨てなくていい?」
「それで片付くの?」
片付けは、捨てるが先だと思っていたので、疑問に思いました。
古堅さんは、本書の中で、セニア世代やモノを捨てたくない方への接し方をアドバイスされいます。
「片付け」は、人によって、片付けのスタート地点が全く違うし、考え方も違うんだと思うと、ハッとしました。
だから、片付けてとか、捨てるとなると、争いのようになってしまうのかも。
簡単なようで、とても深い!
・実際に親や家族と片付けをしてみたけど、うまくいっていない方
・または、うまくいかなかったという方に
参考になると思います。
捨てない片付け本を読んで、勉強になった3つのことをお伝えします。
本の感想は、貯め代さんのブログ記事を参考にされてください☺
親のためではなく、自分のため
本を読んだのは、実家や義理家の片付けに役立つと思ったからです。
まさか、自分の考えを改めるきっかけになるとは思いませんでした。
「親のため」と言いながら、結局は自分のためにやっている。
自分があとで困らないように、人から非難されないため、生きているうちに片付けさせたい。
その通りで、親のためのつもりが、結局は自分のためとは汗
そりゃ、言われた方は、捨てたくないと思うし、「捨てるモノはない」と言って、全部要るモノに変わるわけです。
じゃぁ、どうすればいいの?と思います。
行動より、考え方を変えるが先。
モノを捨てることにこだわっている限り、片付けは解決しない、そう本書では説いています。
絶対に言ってはいけない
年を重ねるとモノに対する感じ方も変わるので、気軽に捨てるという言葉は使わない。
「捨てましょう」とは、口が裂けても言ってはいけない。
もう言ってしまった💦
私自身は、「使ってないなら、捨てる」「いつか使うの、いつかは来ない」
そう思って、使ってないモノは、なるべく捨てています。
でも、これは、自分の片付け方法です。
同じやり方が通用すると思って、片付けをしようとするから、相手にとっては、押し付けられていると感じることになる。
片付けではなく、迷惑行為に💦
誰でも、自分の生活スタイルや自分のやり方があるので、モノは捨てない、捨てられれないと安心することが、大事なんだなと思いました。
モノは寂しさ
寂しい人はモノを集めたがる。そして、集めたモノを捨てません。
どれだけモノがたまっているかで、その人の寂しさがわかるといっても言い過ぎではない。
集めて、あるある。
口を出さないほうが良いと思っていました。
でも、無関心もよくないんですね。
モノを集めているなら、話を聞いてみる。
コミュニケーションのひとつになります。
どういったものが好きなのかを話すことで、ワクワクする気持ちがよみがえってくる。
なので、集めているものや、それらを収納してある場所を、ひとつ見つけることがスタートです。
せっかくだから、きれいにしてみようか、とホコリを取ったり、拭いたり、磨いてキレイにするだけです。
ここでも、捨てない。
なぜなら、意欲が湧いてくるよう動機づけが必要!だと、著者は提案しています。
まとめ
・片付け、捨てることから離れてみる
・相手を思うなら、「片付けて、捨てて」とは言わず
・モノを通じてコミュニケーションをとってみる
自分の片付けと、相手の片付けは、考え方が違う。
まずは、意識を変えることが第一歩になります。
どのように考え、接するのかを考えさせられる本でした。
いつか、片付けたいというリクエストがあれば、、、手伝いたいと思いました。
新書なので、気軽に読めて、おすすめです。