マダニは日本各地の野山や草むらに生息し、あぜ道や公園、ハイキングなどに行く際にはマダニに注意が必要です。
これから暖かい季節になり、ガーデニングをしたり、キャンプに行くなどの機会も増え、同時にマダニが活発になる季節でもあるからです。
私はマダニに噛まれて、痛い痒い思いを何度もしてきました涙
ここでは、マダニによってかかる病気やアレルギー、対策や処置について書きます。
マダニが媒介する病気
万が一、ウイルスや細菌を持つマダニにかまれると、病気を発症する場合があります。
代表的なものには、
- 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
- ダニ媒介脳炎
- 日本紅斑熱
- つつが虫病
- ライム病
感染症以外には、マダニによる肉アレルギーの事例がありますが、症状が出る人とない人がいます。
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注:マダニは家庭内にいるダニとは種類が違います。
動物から人へ
日本では地方から都市に至るまでマダニが生息しています。
ペットも散歩中に咬まれる可能性があります。
その後、飼い犬から人にうつり、人がかまれる事例もあります。
▽動物から人へマダニが移動するとき
- ペットの散歩
- 野良猫を触る
マダニに咬まれないために予防策を
ズボンについた小さいマダニ。
ズボンを這い上がり、ちょっとした服の隙間から入ってきて、皮膚の柔らかいところを嚙みます涙
では、どのようにマダニに嚙まれないようにすることができるのか?
予防策をみていきましょう。
1.長袖・長ズボンで肌の露出をなくす
マダニは、ちょうど足元の高さの草や、民家の裏庭、あぜ道にいることが多いです。
外にでるときは長袖、長ズボン、ハイソックスを身に着けて、できるだけ露出を少なくすることが大事です。
シャツはズボンにインして隙間をなくします。
マダニがつくとすぐに分かるように、黒より明るい色の服装が良いです!
服のうえから虫よけスプレーをかける。ディートを含む虫よけ剤は効果あり。
2.シャワー・入浴と洗濯
幼ダニは5ミリぐらいと小さいため気づきにくいです!
帰宅後すぐシャワーを浴びるか入浴して、全身をチェックしましょう。
頭部は髪の毛で見えないこともあるので、頭部も触ってみる。
マダニは吸血しながら成長します。早期発見が大事です!
服にも残っていることがあるので、できたら着ていた服はすぐ洗濯するのもいいです。
3.ペットのマダニ対策
ペットを飼われいる方は、散歩のあと、または外から家に入る前に、足や首(皮膚が柔らかいところ)にマダニがついていないかチェックしてみてください。
予防対策としては、動物用医薬品のマダニ駆除薬を使うことも有効です。
もしかまれたら
かまれたら医療機関に行って取ってもらいます。
頭を皮膚に突っ込んでくるので、見た目が気持ち悪い。一刻も早く取りたくなりますが、難しいです。
自分でやろうとして、マダニが完全に抜けなくなるので無理に引っ張らないでください。
登山中などで見つけた場合は、専用のツイスターがあれば器具を使ってとります。

ハイキングやキャンプに行くときに持っていくマダニ除去の専用のキット
おわりに
散歩、公園、河川敷、裏庭などマダニが活動する場所は身近にあり、人もペットもマダニにかまれる危険性があります。
かまれるとマダニによる感染症やアレルギーを発症する原因にもなります。
肌を露出しないよう服装に気をつけ、虫よけ剤を使用、帰宅後はシャワーをする浴びるなどの対策についてお伝えしました。
マダニにかまれると、痛いし猛烈にかゆい。絶対かまれたくない。
参考情報
厚生労働省のHP「ダニ媒介感染症と対策」が分かりやすい
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164495.html
みんなで作る危険動物マップ マダニ編(NHK web・現代クローズアップ)
https://www3.nhk.or.jp/news/special/kikenseibutsu/